ダイヤモンドの価値(品質)は“4C”で決まる
“4C”とは、米国宝石学会 Gemological Institute of America(GIA)が制定したもので、カットされた宝飾用ダイヤモンドの品質を評価する国際基準のことです。
GIAは多くのハイブランドが採用する世界グローバル基準の鑑定・鑑別機関。
以下の4指標から評価し、それぞれの頭文字から“4C”と略しています。
ダイヤモンドの鑑定書には、この“4C”が記載されています。
▼GIAについて詳しくはこちら
この4Cのバランスによってダイヤモンドの価格が決まってくるのですが、見て分かるものと分からないものがあります。どれくらいグレードが変わるかによっても異なりますが、基本的には一番パッと見て分かるのはカラット(重さ)。その次にカット(輝き)→カラー(色合い)と続き、クラリティ(内包物)はある程度のグレード以上であれば、裸眼ではほとんど違いが分かりません。
この4Cについて、何十年もダイヤモンドを見てきたベテランスタッフがダイヤモンドの選ぶべきポイントを詳しく説明していきますので、ぜひ、参考になさってください。
宝寿堂では、GIA鑑定のダイヤモンドルースを常時100点以上在庫しており、お客様のご予算、お好みに合わせて提案させていただきます。また、在庫に無いダイヤモンドにつきましては、お探ししてご提案することもできますので、お気軽にご来店、お問合せくださいね。
カラット(重さ)/Carat
また、ダイヤモンドで使われる単位というイメージが強いですが、カラットは全ての宝石の重さを表す単位です。宝石によって比重は異なるため、ルビーとダイヤモンドが同じカラット数だからといって同じ大きさになるとは限りませんので、注意しましょう。
では、実際にどの程度のカラット数を選べばいいのでしょうか?特に婚約指輪の場合は悩みますよね。選ぶべきポイントをコラムにまとめておりますので、ぜひ、参考にしてみてください。
▼カラットはこう選ぼう!選ぶべきポイントを詳しく解説
カット(輝き)/Cut
ダイヤモンドは永遠の輝き、というように非常に重要な基準となります。
カットグレードは、カラーがD~Zの範囲である標準的なラウンドブリリアントダイヤモンドにおいて評価をします。ダイヤモンドのプロポーション(寸法とファセット角度)に加えて、研磨状態と対称性を基に、 Excellent(エクセレント)→ Very Good(ベリーグッド)→ Good(グッド)→ Fair(フェア)→ Poor(プアー)の5段階に等級付けされます。また、カットが Excellent で、かつ研磨状況(Polish/ポリッシュ)と左右対称性(Symmetry)も Excellent のグレードは 3Excellent(トリプルエクセレント)と言われ、最高グレードとなります。
よくH&C(ハートアンドキューピット)と聞かれたことはないでしょうか?カットの中でも最高クラスはH&Cと説明されている場合がありますが、これには誤解があります。
その他にも、カットについて選ぶべきポイントをコラムで詳しく説明しております。ぜひ参考にしてみてください。
▼カットはこう選ぼう!選ぶべきポイントを詳しく解説
また、ダイヤモンドはラウンド(丸い)形だけではなく、色々な形があるのはご存じでしたか?最も標準的なカットはラウンドブリリアントカットですが、これ以外のカットは全てファンシーカットと呼ばれています。ファンシーカットダイヤモンドにはカット基準はありません。
宝寿堂では、お客様のニーズに合わせて仕入させていただいております。カラットは0.2ct~1.0ct、カットはほとんどが 3Excellent、カラーはFカラー以上、クラリティは SI2 ~ Flawless まで、高品質ダイヤモンドをお買い求めいただきやすい価格で常時100点以上在庫しております。また、在庫に無いダイヤモンドにつきましてはお探ししてご提案することもできますので、お気軽にご来店、お問合せくださいね。
カラー(色合い)/Color
GIA基準では、マスターストーンを基準として D(無色)~ Z(ライトイエロー又はライトブラウン)の23段階に分類しています。GIA以外の鑑定機関も、この23種類のマスターストーンと鑑定するダイヤモンドを目視で比較し、カラーグレードを決定します。鑑定士といえども目視で確認しているため、鑑定機関によってカラーグレードが微妙に異なることがあります。
一般的にはFカラー以上は無色とされ、Zに向けて少しずつ黄色味を帯びていきます。黄色味が分かるか、分からないか、は人それぞれで異なるので、これを選ぶべし!ということは明確には言えませんが、多くのお客様を接客させていただいた経験からのアドバイスをコラムにまとめていますので、ぜひこちらもご一読くださいね。
▼ダイヤモンドのカラーはこう選ぼう!選ぶべきポイントを詳しく解説
なお、良く耳にするイエローダイヤモンドは、カラーグレードが低いというわけではなく、ファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれる分類になります。カラーグレードでの評価とはまた別の扱いになりますので、ご注意ください。希少なレッドダイヤモンドやピンクダイヤモンド、ブルーダイヤモンドもファンシーカラーダイヤモンドに含まれます。
クラリティ(透明度)/Clarity
研磨したダイヤモンドを専門家が10倍拡大して検査し、内包物の有無・位置・大きさ・性質・数を総合的に判断して評価します。
ダイヤモンドは自然界の産物のため、内部に不純物(内包物/インクルージョン)や外部の疵(ブレミッシュ)入っていることがほとんどです。その程度によってランク分けされているのです。
ランクは下から順に、内包物が10倍拡大でも容易に確認でき裸眼でも見えてしまう場合が多い I3 ~ I1(Iクラス)→10倍拡大で確認できる SI2、SI1(SIクラス)→専門家が10倍拡大でなんとか確認でき一般の方には10倍拡大でも確認できない VS2~VS1(VSクラス)→専門家が10倍拡大でも確認するのが困難で非常にわずかに内包物が存在する VVS2、VVS1(VVSクラス)→10倍拡大でインクルージョンが確認できない Internally Flawless(IF)→10倍拡大でインクルージョン、ブレミッシュともに確認できない Flawless(FL)。
カラット数にもよりますが、SIクラス以上であれば裸眼ではほとんど判別がつきません。また、Flawlessダイヤモンドは非常に希少で、この辺りの選択はこだわりの強さで変わってくるでしょう。
では、実際にどのクラスを選べばいいのでしょうか?こちらのコラムで選び方を分かりやすく説明していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
▼ダイヤモンドのクラリティはこう選ぼう!選ぶべきポイントを詳しく解説
いかがでしょうか?ダイヤモンドの品質を表す4Cについて説明させていただきました。より詳しく知りたい方は4Cの説明の中のリンク先も参考にしてみてください。
4Cの理解が深まりましたら、ぜひ、宝寿堂のダイヤモンドルースのページも見てみてくださいね。また、婚約指輪をお探しの方はデザインも多数ございます。あわせてデザインもチェックしてみてください。
▼ダイヤモンドルースを見てみる
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宝寿堂ではお客様のニーズに合わせてダイヤモンドを仕入させていただいております。カラットは0.2ct~1.0ct、カットはほとんどが 3Excellent、カラーはFカラー以上(約8割はDカラー)、クラリティは SI2~Flawless までがメインです。高品質なダイヤモンドをお買い求めいただきやすい価格で常時100点以上在庫しております。また、在庫に無いダイヤモンドにつきましては、お探ししてご提案することもできますので、お気軽にご来店、お問合せくださいね。
最後に、婚約指輪は「結婚式など特別な日にしか着けないもの」「高価なものだから着けるのが怖い」「使う機会も少ないので婚約指輪は要らない」…といったご意見を聞くことがございます。
ダイヤモンドは鉱物の中で最も硬いことから、ジュエリーの中では最も扱いやすい宝石ということはご存じでしょうか?私たち宝石のプロからすると、使わない方がもったいない。宝寿堂に来ていただいたお客様には、「お出かけする日はどんどん使ってくださいね!」とお伝えしております。
確かに使用すると使用感は出てきます。ダイヤモンドは油と相性が良いので、輝きが鈍ってきます。ただ、宝寿堂では新品仕上げ、サイズ直しが永年無料です。新品仕上げをすると本当に新品の様な状態で戻ってきます!しかも職人が社内に常駐しているので、お預かりの目安時間は1時間!サイズ直しも1~2週間で承っております。
また、お母様やお婆様から引き継いだものの、ダイヤモンドリングのデザインが古くて使えないという場合は、リフォームをお勧めいたします。ダイヤモンドはずっと使っていただける宝石ですから、クリーニングで新品みたいに元通りに輝きが戻ります。ぜひリフォームして引き継いであげてください。新しくダイヤモンドを購入する必要がないので、かなりお安くお買い求めいただけるのも魅力的です。
リフォームが気になる方はぜひ、こちらのコラムも参考にしてくださいね。
▼初めてリフォームされる方へ
宝寿堂では、GIAダイヤモンドを常時100点以上在庫しており、お客様のご予算、好みに合わせてご提案させていただきます。また、在庫に無いダイヤモンドにつきましては、お探ししてご提案することもできますので、お気軽にご来店、お問合せくださいね。
ダイヤモンド 4Cコラム
その他にもダイヤモンドの 4Cについて詳しく解説したコラムがございます。
是非、参考になさってくださいね!