ダイヤモンドのカラットはこう選ぼう!選ぶべきポイントを詳しく解説

ダイヤモンドのカラットはこう選ぼう!選ぶべきポイントを詳しく解説



見た目で最も違いが分かりやすいカラット。カラットの基礎知識から実際にどのカラット数を選べばいいのか、選ぶ際の注意点まで、多くのお客様とダイヤモンドを見てきたプロのスタッフが説明させていただきます。



1.カラットとは?

①カラットはサイズの指標ではない

こちらの記事(「ダイヤモンドの価値(品質)は“4C”で決まる」)でもご紹介していますが、カラットは、1カラット(ct)=0.2gの重さです。サイズを表す指標ではないので、同じカラット数でも微妙に見た目の大きさが変わることがあります。また、この単位はダイヤモンド以外にも、ルビーやサファイアなど宝石全般に使用されています。宝石が変われば比重も変わりますので、同じ1ctでもダイヤモンドの1ctとルビーの1ctでは見た目の大きさがバラバラに。また、同じルビーでも個々で深さが異なるので、同じ形で同じカラット数でも、見た目の大きさが異なってきます。ですので、色石の場合は実際の寸法で比較する場合が多いです。


②ダイヤモンドのおおよそのサイズ感(直径)

ダイヤモンド同士の場合、カット基準がエクセレントカットでしたら、そこまで大きくサイズが変わることはありません。ラウンドブリリアントカットのおおよそのサイズは以下表を参照ください。
0.1ct変わると直径は約0.4~0.7mm位しか変わりませんが、比べた際の見た目はすぐに分かります。0.05ct位ですと良く見ないと比べても分からないので、「もう少し大きいのが欲しいな」という場合は0.1ct位大きく、「もう少し小さいのが欲しいな」という場合は0.1ct位小さく、という基準で選びましょう
ダイヤのカラット


③好まれるカラットは時代と国で異なる

好まれるカラット数は国の文化や時代の流れで変わってきました。 もちろん、人それぞれですが、日本の女性は0.3ct位の小さめで質が良いダイヤモンドを選ぶ傾向があります。ただバブル時代の頃は質を抑えてでも1ct位の大きさのものが好まれていました。これから好景気になれば、カラット数も大きくなるかもしれませんね。
一方で海外はどうでしょうか?経験則にはなりますが、基本的にはまずカラットを重視し、より大きめのダイヤモンドを選ばれる傾向にあります。当店に来られる海外のお客様も基本は1ct以上を探されています。海外在住の日本のお客様も基本的には大きめを選ばれる傾向があります。日本が独特の文化を持っている表われですね。


④カラットについての豆知識

カラットの語源はご存じですか?カラットは”キャロブ(イナゴ豆)”の種子が語源です。キャロブの種子は重量が約0.2gと非常に均一。昔の宝石商たちは宝石などの重さを量るために、このキャロブを天秤の分銅の代わりとして使用していました。 その後、1913年にアメリカがメートルカラット法(単位:ct)を採用し、カラットが国際基準となりました。
また、世界には多くの鑑定機関が存在しますが、鑑定機関によってカラット数の表示が異なります。
国際的な価値基準となっているGIAは1.00ctというように小数点2桁までの表示ですが、日本最大手の中央宝石研究所(CGL)は1.000ctというように小数点3桁までの表示されております。
宝寿堂では、どちらのダイヤモンドも取り扱っておりますが、GIAで取得したダイヤモンドの方をより多く在庫しております。
GIAについてもっと詳しく知りたい方は以下のページも参考にしてくださいね。

▼GIA鑑定ダイヤモンドとは?

2.どのカラット数を選べばいいの?

カラットの知識が深まったところで、では実際にどのカラット数を選べばいいか、皆さんが悩まれるところかと思います。カラットは他の 4Cと比べても一番違いが分かりやすいので、まずはカラットで絞り込むのがよいかと思います
もちろん、デザインやお客様の好みによって変わるので、一概にこれが良い!というのは断言できません。また選ばれるアイテムによっても選ばれるカラット数は変わってきますので、アイテムごとに場合分けして説明していきますね。

①婚約指輪を含むリングの場合

婚約指輪の場合、一般的に多く選ばれているカラット数は0.3ct前後。日本のお客様は小さめで質を重視される方が多いです。ただ、宝寿堂の場合はお値段がリーズナブルなこともあり、0.4ct前後を選ばれる方が多いです。
0.5ctですと一般的には大きい部類で、1ctだと存在感があり離れてみても大きさが分かります。
1ctに憧れがあり、大きさにこだわりたい方は1ct以上、華やかで大きめのアクセサリーを好まれる方は0.5ct以上、あまり目立たせたくないという方は0.3ctというイメージを持っておくといいでしょう。

10~20代の若いお客様で、アクセサリー感覚で普段使いにさらっと着けられたい方は0.1~0.2ctのダイヤモンドを選ばれる方もいらっしゃいますが、年齢を重ねるごとに大きなカラットを選ばれる傾向があります。40代以上のお客様は0.5ct以上を好まれるケースが多いです。ですので一生物のダイヤモンドを購入される場合は、気持ち大きめのダイヤモンドを選ぶようにしましょう。宝寿堂では0.2ctを選ばれるお客様は他のブランド様と比較してもかなり少ないです。

その他にも身長や指の大きさによっても、お似合いにあるカラット数は変わってきます。
実際に着用してみて決めるのがベストですが、身長が高い方や指が長い方、指のサイズが大きめの方は、大きめのカラット数を選びましょう。 反対に小柄で指も小さめの方は、少し小さめを選ばれても良いでしょう。

初めてダイヤモンドリングを試着した際にダイヤモンドが大きく感じる場合がありますが、不思議なものですぐに見慣れてきます。そのため、小さめのダイヤモンドでパッと決めてしまうと後悔することになりますので、何個も試着して、じっくり選ぶようにしてくださいね。
(他店様で0.2ctをご覧になられた後で宝寿堂で0.4ctを見て、「大きすぎる」と抵抗感を持たれるお客様もいらっしゃいますが、何個か試着していくうちに0.4ctでご注文、満足いただいているケースも多々あります)

また、デザインにもよります。ヘイローデザインの様にセンターダイヤモンドの周りにメレダイヤ(小さなダイヤモンド)を取巻いている様なデザインでしたら、ボリュームが出てきます。そのため、比較的小さめのダイヤモンドでも大きく見えます。アームの太さなど、リングデザインとのバランスも大切です。
デザインによって見え方が変わる


②ペンダントネックレスの場合

リングは近くで見る機会が多いため、小さめでも品質重視のダイヤモンドを選ばれるお客様が多いですが、ペンダントネックレスの場合は品質よりも大きめのダイヤモンドを選ばれる方が多いです。一般的なイメージですが、普段使いなら0.3ct、一生物としてずっと使いたいのでしたら、0.5ct以上がおすすめ。リングと同様、年を重ねるごとにカラットも大きくされる方が多いです。また、普段リングを着けられない方が婚約指輪の代わりにペンダントネックレスを選ばれることも。婚約ネックレスの場合は大きさも品質も両方こだわられる方が多く、カラット数は0.3~0.4ctを選ばれる方が当店では多いです。
リングと同様、好みや体型によっても選ぶポイントは変わります。身長が高かったり、ふくよかな体型の方でしたら、大きめのカラット数を、小柄な方でしたら、小さめのカラット数を選ばれるのが良いでしょう。

ペンダントネックレスの見え方
デザインもヘイローデザインでしたらボリュームが出てきますので、比較的小さめのダイヤモンドを選んでも大きく見えますので、バランスを見て選んでみてください。

また、お母様やお婆様から引き継がれた立爪リングのダイヤモンドが「ちょっと大きいな」と感じた際は、ペンダントにリフォームするのもおすすめです。お値段も抑えられますし、ペンダントの方が気軽に着けやすいので、活躍する場も広がりますよ。宝寿堂はリフォームも得意です。下のページで詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

▼初めてリフォームをされる方へ



③ピアスの場合

ピアスもネックレスと同様、近くで見る機会が少ないため、質よりもカラットを重視されるお客様が多いです。ただネックレスよりは小振りなダイヤモンドを選ばれる傾向があります。ペンダントの0.5ctとピアスの0.5ctでしたら、見た目の雰囲気はだいぶ変わり、ピアスの0.5ctは非常に大きく見えます。
普段使いとして0.1ct位の小振りのものを選ばれる方もいらっしゃいますが、宝寿堂では0.2ctまたは0.3t台のダイヤモンドを選ばれる場合が多いです。
ずっと使われることを考えると0.3ct以上のものが良いでしょう。
こちらも好みや体型、耳たぶの大きさによっても異なりますが、普段使うピアスが大振りのものが多い方や耳たぶが大きめの方は少し大きめのダイヤモンドを、耳たぶが小さくて存在感を控えたい方は少し小さめの物を選ぶようにしましょう。

ペンダントネックレスへの加工

ピアスの場合は0.1ct変わるとリングやペンダントよりも雰囲気が大きく変わってきます。一度、当ててみて選ばれるのをおすすめいたします。
もっと詳しく知りたい方、ダイヤモンドを実際に見比べたい方はお気軽にお問合せ・ご来店ください。

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3.まとめ


  1. ■カラットはサイズではなく、重さを表す単位
  2. ■ダイヤモンドのグレード指標の 4Cの中でカラットが最も見た目でわかりやすい
  3. ■海外や時代によって選ばれるカラットは変わるが、日本の場合は約0.3ctが主流
  4. ■好みや体型によってお似合いになるカラット数は変わる
    (華やかなものを好まれる方やアクセサリーも大振りのものをお持ちの方、ふくよかな体型の方は大きめのダイヤモンドを、控えめな物がお好きな方、小柄で細身の方、アクセサリーをあまり着けられない方は小さめのダイヤモンドがおすすめ)
  5. ■カラットのみならず、デザインによっても見た目が変わる


4.宝寿堂のダイヤモンド

宝寿堂では、長年にわたってずっとご使用いただくことを念頭に、ジュエリーをご提案させていただいております。
そのため、他ブランド様よりも大きめのダイヤモンドを選ばれるお客様が多く、0.4ctが宝寿堂で最も選ばれているカラットになります。
でも、ご安心ください!お値段はリーズナブルですので、同じ鑑定機関・同じグレードのダイヤモンドでも市場価格の半分から1/3程度。卸直営店であることのほかに、1店舗運営による徹底的なコストカットでこのような価格設定が実現できております。
GIAおよび中央宝石研究所(CGL)の鑑定機関のダイヤモンドをメインに取り扱っており、 カラット数は0.2ct~1ct以上まで常時100点以上在庫しております。在庫に無いダイヤモンドにつきましては、お探ししてご提案することもできますので、お気軽にご来店、お問合せくださいね。

宝寿堂のダイヤモンドルース取扱いグレード


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