パール(真珠)の選び方

パール(真珠)の選び方


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パールを購入するとき
何を基準に選べばいい?
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実際にパールを購入する際に、何を基準にしてどの様に選べば良いのでしょうか。ここでは選ぶ際に一番大事な判断基準となる「パールの品質」について説明していきます。


パールの種類と特徴、フォーマルシーンでの着用マナー、カジュアルシーンでのパールコーデについての記事をまだ読まれていない方は、ぜひ、こちらの記事も参考になさってください。




ールの品質

パールはダイヤモンドよりも質の違いが分かりやすく、目で見て分かります。一連のネックレスですと1万円位のものもあれば数百万円するものもありますが、それらを横に並べると一目瞭然!
ただ、その中でも見てすぐ分かるものと少し分かりにくいものがありますので、そこは順を追って説明していきますね。なお、宝寿堂の公式Instagramアカウントでもパールの品質について特集を組んでおります。リンクを載せておきますので、併せてごください。

1.大きさ
やっぱりパッと見て分かりやすいのは大きさです。大きければ大きいほど、豪華になり、お値段も上がっていきます。日本で代表されるあこや真珠は直径最大11mm位となりますが、一連パールの場合、平均は7.0mm~7.5mm。9mmを超えてくると希少性からお値段はぐっと高くなります。小珠は3mm位からあり、ベビーパールと呼ばれ、カジュアルシーンで良く使われます。10mm以上の大粒パールをご希望の方は、南洋真珠をお選びいただくと良いでしょう。11mm~13mm位の大きさが多く、大きいものだと19mm位に。大きさは1mmでも変わると雰囲気がかなり変わってきますので、実際に比較してお選びくださいね。

▼公式Instagram パール特集〈大きさ編〉


もし一連のパールネックレスをお探し中で、大きさや長さで悩まれている方は以下の記事にも目を通してみてください

▼フォーマルシーンでのパールマナー




2.光輝(てり)
真珠のてり
大きさの次に違いが分かりやすいのはテリ(光沢)です。これはパールの品質を分けるうえで、一番重要な基準と考えています。テリがないと曇った白珠で、着用すると全身が暗い雰囲気に。テリがあるからこそ、お淑やかで上品に見せてくれます。日本の真珠鑑別の最高権威である真珠科学研究所もテリの基準を重視しており、テリの最強クラスは「オーロラ」と特別呼称が付けられています
このテリや光沢に影響するのが、「まき厚」
真珠は核の周りに真珠層を巻いていきます。その層の厚みをまき厚といいますが、厚くなれば奥深い輝きが現れ、価値も上がります。一方、まき厚が薄い(薄まき)と、光沢が弱まるほかに、劣化が早まってしまいます。ただし、層が厚い=美しいというわけではありません(厚いだけで曇っている真珠もあります)。あくまで「まき厚」は真珠層の厚さ。まき厚の数値だけで判断せずに、実際に目で見て判断しましょう。

▼公式Instagram パール特集〈光輝(てり)編〉
▼公式Instagram パール特集〈まき編〉



3.えくぼ(キズ)
真珠のえくぼ
大きさやテリの様にパッと見て違いはわかりませんが、良く見るとへこんだ部分があったり、突起があったりします。これがえくぼ。こだわりたい方はえくぼの状況も確認するほうが良いでしょう。

▼公式Instagram パール特集〈エクボ編〉



4.形
真珠の形
形は大きく分けるとラウンド(真円)セミラウンド(ほぼ真円)セミバロック(やや変形)バロック(変形)となります。ラウンドの方が高価になり、フォーマル感も出てきますので、冠婚葬祭の際はラウンドまたはセミラウンドのものを使用するようにしましょう。
カジュアル感を出して普段使いする場合は、バロックで楽しむのもおしゃれです。

▼公式Instagram パール特集〈形編〉

珠の特別呼称(真珠科学研究所)

パールの中でも特に質が良いものは「特別呼称」がついています。パールの種類ごとに多くの呼称があり、また鑑別機関によっても異なります。ここでは最も有名で信用のある真珠科学研究所の呼称を用いて、その中でも特におすすめできる特別呼称について解説していきます。


1.オーロラ 花珠(あこや真珠/ホワイト系)
昔から高品質のパールを花珠と呼び、最も馴染みの深い呼称です。 オーロラ花珠はホワイト系の最高品質でテリ最強という基準ですが、その中でも品質のばらつきはありますので、現品を確認することをお勧めいたします。

▼宝寿堂のオーロラ花珠


2.オーロラ 天女(あこや真珠/ホワイト系)
こちらもホワイト系の最高品質でテリ最強という基準ですが、花珠の中でも特にテリが強いものに与えられた呼称です。あこや真珠の中でもトップクラスで、見て美しさがすぐに分かります。高価ではありますが、一生物で最高品質のあこや真珠をお求めの方にはお勧めです。

▼宝寿堂のオーロラ天女


3.オーロラ ヴィーナス(白蝶真珠/シルバー系)
南洋白蝶真珠の中でも最高クラスのオーロラ ヴィーナス。アコヤ真珠よりも大きく、最高品質をお求めの方におすすめです。


4.オーロラ 茶金(白蝶真珠/ゴールデンパール)
ゴールデンパールの最高品質であるオーロラ 茶金。欧米では[Creamy Pink]とも呼ばれています。神々しい茶色味を帯びた金色で奥の方から湧いてくる光沢は華やかですが、どこか落ち着いた雰囲気を与えてくれます。


5.オーロラ ラグーン(黒蝶真珠/グリーン系)
ブラックパールの最高品質であるオーロラ ラグーン。ブラックパールでもグリーン系で落ち着いた色味ながらも、真珠の奥から湧き上がるテリは黒色と相まって高級感を増してくれています。


6.オーロラ ピーコック(黒蝶真珠/グリーン系)
ブラックパールの中ではピーコックの方が馴染みがあるかもしれません。ピーコック=孔雀でその名の通り、グリーン色を基調にしながら、イエローやレッド系の色味を帯びており、孔雀の羽の様な美しさが特徴。ブラックパールで落ち着きのある色味がお好みでしたらラグーン、華やかさを求められる方はピーコックがおすすめです。

調色と無調色について

パールを調べていると良く耳にするのが、「無調色」

お客様より「無調色ってよく聞くけど、何ですか?」と良く質問をいただきます。
一言でいうと、「無調色は調色処理をしなくても美しい」ということです。よく「調色=お化粧」という表現を使ってお伝えしています。つまり、無調色はお化粧なしでも美しい、すっぴん美人ということですね。
真珠は貝から採りだし、下地処理を行った後、真珠本来の美しさを引き出すために「調色」処理を行います(色を付けているわけではありません)。ほとんどの真珠は、調色処理を行うことで色に統一感を出し、それを一連のネックレスにするのです。
一方、無調色真珠は調色処理を行わなくても十分綺麗なので、それ以上手を加える必要がありません。希少なため、調色された真珠よりも高価となります。見た目は、最近の傾向で調色真珠はほんのりピンク色、無調色真珠はすこし黄色味がかっています。
調色、無調色というのは、この様に技法の話で、調色真珠の方が品質が悪い、ということではありません。希少な真珠をお求めの方やピンク色に抵抗がある方は無調色真珠をお薦めしますが、実際に肌に合わせてみて検討されると良いでしょう。

宝寿堂では調色真珠も無調色真珠も両方お取り扱いしていますので、ぜひ、比較してみてくださいね。

▼宝寿堂のパールネックレス




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いかがでしたか?
その他にもパールについて特集コラムで色々ご紹介しております。
是非、ご参考になさってくださいね!



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