人の目で見て判断されるダイヤモンドのカラーグレード。グレードはなんと D~Z までの23段階に分かれているのです。プレゼントされた婚約指輪やダイヤモンドリングがなんだか少し黄色い…、となると落ち込んでしまいますよね。どのような基準で選んでいけば良いのかを率直に説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.カラーとは?
①ダイヤモンドのカラーの評価基準
D カラーと E カラーは正直なところ、一般の人では違いが分からない場合もあります。それ位細分化したグレード基準が設けられているのです。
なぜ D カラーから始まるのか?A・B・C はないの?そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
GIA が D~Z までのカラーグレーディングスケールを開発する前は、多くのシステムが混在し、漠然とカラースケールが決められていました。アルファベット(A・B・Cや最高級の石には複数のAを使用)やアラビア文字、ローマ字など一貫性がなく不正確でした。そこで GIA がそれまでのシステムと関連のない新しいシステムを確立し、今まで使われていなかった“D”から始めることにしたのです。
一般的なブランドは H または I カラー以上の取扱いとなりますが、G カラー以下は見た目で少し黄色味がかっているのが分かります。そのため、宝寿堂のルース在庫は基本的にはFカラー以上の取扱いとしています。
②ファンシーカラーダイヤモンドについて
レッドダイヤモンド
幻のダイヤモンドと呼ばれ、世界に数十個しか存在しないとか。ですので、見たことがある人はほとんどいないでしょう。ダイヤモンドが赤色になった理由は明確には解明されておりませんが、「結晶構造の欠陥」によるものではないか、とされています。ダイヤモンドの中でも希少価値が高く、資産保有のために所有されているようです。そのため、1ctで数億円するとか。
ピンクダイヤモンド
こちらも希少ダイヤモンドでジュエリー用のきれいなピンクダイヤモンドは原石の1万分の1だとか。ピンクダイヤモンドが産出される鉱山は限られているのですが、そのほとんどはオーストラリアのアーガイル鉱山でした。その鉱山もすでに閉山してしまったため、今後もどんどん価値が上がるとされています。一生物の婚約指輪としてピンクダイヤモンドを希望される方もいらっしゃいます。
ブルーダイヤモンド
サムシングブルーで結婚指輪によくあしらわれるブルーダイヤモンド。これはほとんどが処理石で天然のブルーダイヤモンドは非常に希少価値が高く、ピンクダイヤモンドよりも高いと言われています。その出会える確率は10万分の1だとか。炭素の中にホウ素が含まれており、それが結晶化して青く色づくとされています。
イエローダイヤモンド
比較的馴染みがあるのがこのイエローダイヤモンドではないでしょうか。こちらは炭素の中に窒素が含まれた場合に黄色く色づきます。 一般的には無色のダイヤモンドよりも安価ではありますが、色調が良く、鮮やかなイエローダイヤモンドは高値で取引されています。ダイヤモンドジュエリーのアクセントとしてよく用いられており、ファッションリングのみならず婚約指輪に選ばれる方もいらっしゃいます。
③ファンシーカラーダイヤモンドの色の評価について
ファンシー(Fancy)カラーは色が付いていることがはっきり分かります。
鮮やかで明るめの色が人気で、Fancy 、 Fancy Intense や Fancy vivid を選ばれる方が多いです。
基本的にはグラフの右上の範囲が高額になり、Fancy vivid が最も人気で高価です。ピンクダイヤモンドの Fancy vivid は希少性も相まって非常に高値で取引されています。同じ Fancy でも見た目はかなり変わってきますので、ファンシーカラーを選ばれる際は実際に現物を確認することをお勧めいたします。
宝寿堂のルースは基本的に F カラー以上の取扱いとなります。その中でも在庫の8割は D カラー。これは、お客様が D カラーを選ばれる方が多いからです。カラット数にもよりますが、仕入の段階での価格では F カラーと D カラーはそこまで大きく価格は変わらないため、宝寿堂もそれにならっています。ブランドによっては D カラーになると、かなり高く設定されていることが多いため、宝寿堂の D カラーはお買得!ということで D カラーを選ばれるお客様が多いのです。
ファンシーカラーダイヤモンドやお好みのグレードがございましたら、お探しすることも出来ますので、遠慮なくお問合せくださいね。
▼宝寿堂在庫のダイヤモンド
2.どのカラーを選べばいいの?
カットを選ぶ基準と同様に、リングは近くで見る機会が多いので出来る限り無色のダイヤモンドを。ネックレスやピアスは近くで見る機会が少ないため、少しカラーを下げてカラットを重視されるお客様が多い様です。一方でカラーの発色については、金属の素材が大きく影響します。素材別でまとめておりますので、ぜひ、参考になさってください。カラーについては、違いが分かる方とそうでない方で個人差が分かれてきますので、あくまで目安として参考になさってください。
カットの選ぶ基準については、以下にまとめておりますので、あわせて見てみてくださいね。
▼ダイヤモンドのカットはこう選ぼう!
①プラチナやホワイトゴールドの場合
②イエローゴールドやピンクゴールドの場合
3.まとめ
- ■カラーは D~Z までの23段階に分かれている
- ■ダイヤモンドは無色だけでなく、カラーダイヤモンドもあり、D~Z とはまた別の区別となる
- ■レッドダイヤモンド、ブルーダイヤモンドやピンクダイヤモンドは、すごく希少で流通量が少なく、無色のダイヤモンドよりも高価
- ■ファンシーカラーで最も人気なのが Fancy Vivid(ファンシービビット)カラーでその次は Fancy Intense(ファンシーインテンス)
- ■素材がプラチナ、ホワイトゴールドなどのシルバー色なら、カラーの違いが分かりやすいので、出来る限り無色のFカラー以上がおすすめ。イエローゴールドやピンクゴールドなら G や H カラーを選ばれる方も
4.宝寿堂のダイヤモンド
宝寿堂では、長年にわたってずっとご使用いただくことを念頭に、ジュエリーをご提案させていただいております。宝寿堂のルースは基本的に F カラー以上の取扱いとなります。その中でも在庫の8割は D カラー。これは、お客様が D カラーを選ばれる方が多いからです。カラット数にもよりますが、仕入の段階での価格では F カラーと D カラーはそこまで大きく価格は変わらないため、宝寿堂もそれにならっています。ブランドによっては D カラーになると、かなり高く設定されていることが多いため、宝寿堂の D カラーはお買得!ということで D カラーを選ばれるお客様が多いのです。
お値段は全てリーズナブルですので、同じ鑑定機関・同じグレードのダイヤモンドが、市場価格の半分から1/3程度の価格で購入いただけます。卸直営店であることのほかに、1店舗運営による徹底的なコストカットでこの価格設定が実現できております。
ファンシーカラーダイヤモンドやお好みのグレードがございましたら、お探しすることも出来ますので、遠慮なくお問合せくださいね。
ダイヤモンド 4Cコラム
その他にもダイヤモンドの 4Cについて詳しく解説しております。
是非、参考になさってくださいね!