1月の誕生石(ガーネット)

1月の誕生石(ガーネット)


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きっと希望の色が見つかるはず!
多彩な色が特徴的なガーネット

ガーネット
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宝石名 ガーネット
鉱物名 ガーネット(グループ名)
和名 柘榴石(ざくろ石)
名前の由来 ザクロの種子の形や色に似ていることが由来
赤~紫~橙~緑~黄
モース硬度 6.5~7.5
産地 インド、スリランカ、タンザニアなど
石言葉 勝利・真実・貞操・友愛・忠実
効果 実りの象徴・貞操を守る石・友情の証
お手入れ ぬるま湯に中性洗剤を入れて、柔らかいブラシで優しく洗浄/超音波洗浄
その他 ガーネットは様々な種類があり、デマントイド、スペサルティン、ロードライト等、多くの名前を持つ。光源によって色が変わるカラーチェンジガーネットも魅力

ガーネットといえば、赤色!というイメージを持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
実はガーネットは多彩な色を持っていて、多くの名前が付いています。誕生石を身に着けたいけど、赤色じゃない方がいい…という方も、ご安心ください。
多くの色を持つ宝石の代表格であるガーネット。きっと、お好きな色が見つかるはずです。

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ガーネット

ガーネットの特徴

ガーネットは一つの石の鉱物名ではなく、「グループ名」です。
赤色以外にも紫や橙、緑色まで多彩な色を持っており、20種類以上のガーネットが存在します。ガラスのように光沢のある鉱物で、透明度があり、色が濃いものが好まれる傾向にあります。
産地はアジアやアフリカのみならず、アメリカでも産出されています。
あまり知られていないのですが、ダイヤモンドのインクルージョンとしてガーネットが含まれていることも。ダイヤモンドは内包物が無い方が基本的には好まれるのですが、目視で確認できて綺麗な赤色のガーネットインクルージョンはコレクターからも人気で、価値が高まります。
以下に代表的なガーネットをまとめておりますので、是非、参考になさってください。


■アルマンディンガーネット
皆さんがイメージされている赤色のガーネットはアルマンディンガーネットといい、世界中で多く産出されるため、比較的価格も安価となります。アルマンディンの由来は古代ギリシャ時代の都市アラバンダ(Alabanda)に由来しています。
アルマンディンガーネット
■パイロープガーネット
ギリシャ語で「燃える眼」を意味するパイロープ(pyrope)が由来となっており、その名の通り、燃えるような紅色のガーネットです。
パイロープガーネット
■ロードライトガーネット
ガーネットは他のガーネットと混じりやすく、アルマンディンガーネットとパイロープガーネットが混さった固溶体、これがロードライトガーネットとなりました。 アルマンディンとパイロープの比率によって色味は変わりますが、紫がかった赤色のものが多いです。美しい赤いバラの色味であることから、ギリシャ語のバラ(ロドン)と石(ライト)がロードライトの由来となっています。
ロードライトガーネット
■スペサルティン(スぺサルタイト)ガーネット/マンダリンガーネット
鮮やかなオレンジ色が印象的なスペサルティンガーネット。光沢や透明度が高いのが特徴です。1800年代にドイツのバイエルンのスペッサルト地方で発見されたのがスペサルティンの由来です。 スペサルティンガーネットの中でも黄色がかったオレンジ色のものはマンダリンガーネットと呼ばれ、価値も高まります。ミカン科のマンダリンオレンジの果皮のオレンジ色が由来です。
スペサルティン(スぺサルタイト)ガーネット/マンダリンガーネット
■グリーンガーネット(ツァボライト)

ガーネットは大きく分けると赤色系と緑色系(グロッシュラー)に分かれるのですが、グロッシュラー系の代表格がこのグリーンガーネット。その中でも評価が高いのが、ツァボライトとされています。エメラルドに似た色味ですが、エメラルドよりも内包物が少なく、透明度が高いのが特徴。エメラルドよりも手ごろな価格で購入できるのも魅力です。 鮮やかな緑色の果実をもつ西洋スグリのラテン語(グロッシュラリア=Grossularia)がグロッシュラーガーネットの由来であり、ツァボライトはケニアもツァボ国立公園で採掘されたことが由来となっています。
グリーンガーネット(ツァボライト)
■デマントイドガーネット
鮮やかな黄緑色が魅力的で、その希少性からガーネットの中でも特に高価なデマントイドガーネット。デマントイドガーネットは針状のインクルージョン(ホーステール)が特徴的で、その名の通り、馬の尻尾の様なインクルージョンが放射線状に広がって見えるものがあります。宝石はインクルージョンが無い方が好まれやすいのですが、この特徴的なインクルージョンは別格で、高値で取引されています。 美しく輝きのある緑色で、発見された際に「グリーンダイヤモンド」に似ていたため、オランダ語のダイヤモンド=“Demant”が由来となっています。
デマントイドガーネット
■カラーチェンジガーネット
カラーチェンジ=アレキサンドライトというイメージがありますが、ガーネットでも同じように光源によって色がはっきりと変わるものが存在します。自然光の下では褐色ですが、白熱灯を当てると赤~紫色を帯びて色が変わるんです。 パイロープとスペサルティンの混合したマラヤガーネットの一種です。 アレキサンドライトは非常に高価なのですが、カラーチェンジガーネットは比較的安く買い求めることができるのも魅力的です。
カラーチェンジガーネット


ガーネットの由来

ガーネットは5,000年以上愛されてきた宝石。結晶がザクロの種(ラテン語:granatum)に似ていたことが由来となっています。和名もそのまま「ザクロ石」。
古代エジプトでは、ファラオの首飾りとして用いられ、一緒に埋葬されていました。
ノアの方舟にも登場しており、大洪水の際に暗闇を照らしたのがガーネットと言われています。それ以降、進路を示してくれる宝石として、十字軍がお守りとして着用していたのも有名な話。
歴史が長く、多くの逸話に登場する宝石です。


ガーネットの効果

石言葉は「勝利・真実・貞操・友愛・忠実」。
実りの象徴とされており、夢や目標の実現に向けて前向きに取り組めるほか、対人関係においても友愛の石として、忠実な愛情や永遠の絆を実らせてくれる、と信じられています。
目標に向かって突き進みたい方や人間関係を大切にしたい方におすすめです。


ガーネットのお手入れ方法

ガーネットは比較的固い石ではありますが、他の硬い石同士が擦れると傷つく恐れもあります。そのため、使用後は柔らかい布で拭き、他のジュエリーとは当たらないように保管しておいた方が良いでしょう。
ガーネットの輝きがにぶくなってきたな、と思ったら、お手入れをしましょう。
コップにぬるま湯を入れて、中性洗剤(食器洗い洗剤)を少し入れます。その後、柔らかいブラシ(毛が柔らかい歯ブラシ)を洗剤につけて軽く叩くように洗ってください。ごしごしこする様に洗うと、ガーネットを留めている爪が浮いたりするので、叩くように洗うのがポイントです。洗い終わったら最後にぬるま湯でガーネットを洗い流してください。
細かい汚れを落とすために、超音波洗浄器を使うのもおすすめです。


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