Spinel
スピネル

ラテン語の“トゲ”を語源に持つスピネル。豊かなカラーバリエーションをもつスピネルですが、昔からサファイアやルビーと間違えられてきた気の毒な歴史を持っています。イギリス王室の第一公式王冠の正面に鎮座する“黒太子のルビー”が実はスピネルだった、というエピソードはもはや武勇伝かもしれません。どの角度から見ても色が抜けることのない深い煌きは、ルビー・サファイヤにも引けを取りません。

One-point advice
スピネルを選ぶポイント × 着け方のワンポイントアドバイス

深い青・紺・紫など寒色系ダークカラーの石ですと、ホワイト系地金で仕立てれば、より涼しげな印象に。ピンク・オレンジなどの暖色系カラーの石は、ホワイト系地金で上品さが、ゴールド地金なら華やかさがUPします。スピネルはダイヤモンドと同じ結晶構造を持ち、どの角度から見ても色が抜けることなく鮮やかに発色しますので、あらゆるベーシックカラーの差し色としてお使いください。